制限行為能力者 被補助人

■被補助人とは

・精神上の障害により事理を弁識する能力が不十分である者で、
家庭裁判所により補助開始の審判を受けた者のこと。(15条、16条)

■補助開始の審判

・本人、配偶者、4親等内の親族、後見人、後見監督人、保佐人、保佐監督人又は検察官の請求により、補助開始の審判をすることができる。(15条)

・本人以外の者の請求により、補助開始の審判をするには、本人の同意がなければならない。(15条第2項)

⇒保佐開始の審判の場合は本人の同意不要なので注意。
・補助開始の審判は、同意権付与の審判(17条第1項)又は
代理権付与の審判(876条の9第1項)とともにしなければならない。(17条第3項)

⇒同意権付与・代理権付与のどちらか一方、または双方が必要。

■被補助人の保護者

・補助人が付される。(16条)

■被補助人の法律行為

・家庭裁判所は、被補助人が特定の法律行為をするにはその補助人の同意を得なければならない旨の審判をすることができる。(17条第1項)

・補助人の同意を得なければならない行為であって、その同意又はこれに代わる許可を得ないでしたものは、取り消すことができる。(17条第4項)

⇒補助人の同意が不要な行為は単独で有効に行える。
・家庭裁判所は、被補助人のために特定の法律行為について補助人に代理権を付与する旨の審判をすることができる。(876条の9第1項)

■補助人の権限

・代理権⇒なし⇒補助人に代理権を付与する旨の審判がされた場合だけあり(876条の9第1項)

・同意権⇒なし⇒補助人に同意権を付与する旨の審判がされた場合だけあり(17条第1項)

・取消権⇒なし⇒補助人に同意権を付与する旨の審判がされた場合だけあり(17条第4項、120条第1項)

・追認権⇒なし⇒補助人に同意権を付与する旨の審判がされた場合だけあり(122条)